幻の海|NAOYA OHKAWA

仲の良かった友人が、こっちに住み着いて何年か経った。
話すには何も変わりないが、なにやら、この辺りの食べ物や地理にくわしい。
連れて行ってもらったビーチは今までに見たどんなビーチより白かった。風が強く、唇を舐めると潮の味がした。

よく知った食べ物と同じ名前の食べ物だけれど、形状や味や食べ方は全く別の食べ物だった。
ペタペタと油っぽい揚げ物を食べた。

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