幻の海|NAOYA OHKAWA

とろけるような熱帯の夜だった。
酒か煙草かなにかしらの草でヘロヘロになった人たちを横目に、夜の通りを歩いた。
常に霧吹きを噴射されているような湿気で、カメラがダメになりそうだった。

カップルが、映画でも見たことないような熱烈なキスをしていた。

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